今回は口腔トラブルの最後、TCHについて。
これは現代病とも呼ばれ、
酸蝕歯と並び若者に増えている症状です。
そんなTCHは正式名称を
上下歯列接触癖
Tooth Contacting Habit
と言います。
これは「上下の歯が接触し続けている症状」です。
それによりエナメル質へ負荷がかかり、
歯が欠けたり、知覚過敏になったりします。
TCHの原理
上下の歯は通常であれば隙間が空いています。
たとえばいま、まっすぐ前を向いてみてください。
上下の歯の間には少し隙間ができて、
接触していないと思います。
これが通常です。
しかし、地面を見るように
顔を下へ向けてみてください。
上下の歯が接触したと思います。
このように通常ならくっ付かない上下の歯が
長時間くっ付くことがTCHです。
するとエナメル質に負荷がかかります。
結果として、以下の症状が起こるのです。
・歯が割れたり、欠けたりする
・顎関節症
・知覚過敏
・頭痛や肩こり
TCHになる3つの原因
上下の歯が接触する原因は大きく分けて3つ。
・ストレスで歯を食いしばる
・睡眠中の歯ぎしり
・パソコンやスマホの見過ぎ
となります。
そのため現代病と言われているのです。
よって、
・歯を食いしばらないよう意識
・歯ぎしりしないよう、日ごろのストレス発散
・パソコンやスマホを使うとき顔の向きをまっすぐにする
などの工夫が必要です。
また、ベッドでうつぶせになって、
パソコンやスマホを使うことも、
TCHにつながります。
私も仕事上、パソコンとスマホを相当使うので、
TCHになりやすいです。
そのため意識的に、顔の向きに気を付けています。
TCHを予防するためにも、
日ごろから歯の接触に気を付けましょう。
簡単でしたが、以上がTCHの解説です。
ここまでで、ようやくですが一通り、
口腔トラブルを解説できました。
当ブログに書いてきたことを実践すれば、
虫歯、歯周病、知覚過敏などあらゆる
口腔トラブルを自宅で予防できます。
ぜひ、1つずつ実践してください。
次回からはオススメの歯ブラシと
歯磨き粉のご紹介をしていきます。
口腔トラブルを効果的に予防できる
グッズを取り扱いますので、ぜひ
あなたも使ってみてください。
それでは!